コラム
梅雨の時期のペットの体調管理について
今回は「梅雨の時期のペットの体調管理」についてお話します。
【食中毒】
梅雨時は高温多湿となり細菌やカビの活動を活発化させ食中毒を引き起こしやすくなります。
食中毒になると、元気消失、嘔吐、下痢といった症状がみられます。
ドライフードと比べると、ウエットフードや手作り食は傷みやすいので保存方法には十分な注意が必要です。手作り食の場合は生肉などは与えず食材にはよく火を通すようにしましょう。
また、猫ちゃんの場合は置きえさをしている方も多いかと思います。長時間の置きえさは控え、なるべく早くごはんを下げることをおすすめします。
唾液がついたフードを放置するとあっという間に腐敗が進んでしまいます。
食器も毎回きれいに洗い、お水も最低1日2回はボウルを洗って新鮮なお水に交換しましょう。
【皮膚疾患】
梅雨時は湿気が多くなり皮膚での細菌が繁殖しやすくなります。その結果、細菌性皮膚炎などの皮膚トラブルが多くなる時期です。
特に梅雨から夏にかけてはノミやダニの活動が活発化することにより、ノミアレルギー性皮膚炎や感染症を引き起こし激しい痒みや発疹を引き起こすことがあります。
大切なペットにそのような思いをさせないためにもしっかりとノミダニの予防をしておくことを強くおすすめします。
他にも皮膚トラブルの予防として、ブラッシングやシャンプーをこまめに行って体を清潔にしておくことが重要です。また、シャンプーをした際にはしっかり乾かすことを忘れないように気をつけましょう。
【運動不足】
雨が続きなかなかお散歩に行けない日が続きます。そうするとワンちゃんもストレスがたまり運動不足に繋がります。
おもちゃを与え引っ張り合いっこやボール投げで一緒にできる遊びを取り入れて愛犬が気分転換できる工夫をしてあげましょう。
梅雨時は気温や気圧の変化が激しいため、私たち人間と同じようにペットの体にも負担がかかり、体調を崩しやすくなります。
部屋の温度や湿度には十分に気を付けて快適に過ごせるようにしてあげましょう。