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ヘルニアについて

ヘルニアとは、臓器や脂肪などが何らかの原因により本来あるべき位置から他の場所に飛び出る状態をいいます。しかし、ヘルニアと一言でいっても、症状や発症部位が様々あり、発症した場所により名称も異なります。
その中でも「臍(さい)ヘルニア」「鼠径(そけい)ヘルニア」「会陰(えいん)ヘルニア」についてご説明したいと思います。

 

 

【3つのヘルニアの原因と症状・治療法】

 

◆臍(さい)ヘルニア
臍ヘルニアは、いわゆる「でべそ」で、臍(へそ)の穴の部分が先天的な異常により閉じなかったことにより、腸管や脂肪の一部が飛び出る事で起こるヘルニアで、患部はぽっこりと膨らんだように見えます。
子犬の場合、成長するのに従って自然に出来てしまった穴が閉じる場合もありますが、自然治癒が望めず、飛び出ているのが脂肪だけでなく腸管などの臓器の場合には、外科的に元に戻し穴を閉じる手術を行います。

 

◆鼠径(そけい)ヘルニア
鼠径ヘルニアは、お腹の中の膀胱、腸管などの臓器や脂肪が鼠径部(後足の付け根)で飛び出たもので、鼠径部に異常な膨らみがみられます。
先天的な原因がある場合もありますが、ずっと吠え続けるなど「継続的にお腹に力が加わること」が引き金で後天的に起こる場合もあります。

 

飛び出ている物が脂肪だけで、穴も小さい場合には経過を見ることもありますが、吠えたり、排便時や出産の際などにお腹に力がかかり腸管や膀胱などの臓器が飛び出してしまった場合、腸管が壊死したり排尿障害が起こることもあります。
そのまま放置すると危険ですので、手術による整復が推奨されます。

 

◆会陰(えいん)ヘルニア
会陰ヘルニアは、肛門のゆるんだ筋肉の隙間に臓器が入りこんでしまう病気で、肛門の両脇のどちらか一方または両側に起こり、お尻が腫れているように見えることが多いです。
また、中高齢の男の子の犬に多くみられます。
この部分に腸の一部や膀胱が飛び出すと、踏ん張っても便が出にくいというような排便障害や排尿障害を起こすことがあります。

 

治療は、外科的手術により飛び出した臓器を元の状態に戻し、「人口メッシュ」を使用し筋肉の隙間をふさぐ事で再度臓器が飛び出る事を防ぎます。
男性ホルモンが会陰ヘルニアの発生に関与していると考えられている為、多くの場合会陰ヘルニアの手術と同時に去勢手術も行います。

 

 

ヘルニアは飛び出ている場所や内容物により、早期治療が必要な場合がある病気です。
また、根本的な治療には外科手術が必要な場合が多いですので、気になる点が見られましたらお気軽にご相談ください。

 

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